設計事務所って何??
最近、設計事務所という言葉もよく聞くようになりました。
だけど、設計事務所って何するところ?どういうことをする所?
などなど知らない方が大半ではないでしょうか。
そこで少しでも身近に感じてもらえればと思いどういう所か簡単に紹介しようと思います。
目次
1.設計事務所(建築士事務所)って何 ?
設計事務所について皆さんどのようなイメージをもってるでしょうか?テレビドラマなどでは建築家の先生が広々としたオシャレなオフィスで過ごしててどんな仕事をしているのかいまいち掴めないかもしれません。
では設計事務所とは何でしょうか?
設計事務所とは詳しいことは省きますが建築士法という法律に基づいて都道府県知事に建築士事務所登録を行った事務所のことを指し、正式には「建築士事務所」になります。
建築士事務所には専任の建築士の資格をもった「管理建築士」がいます。
設計事務所にも色々ありますがここでは戸建て住宅を設計するようないわゆるアトリエと言われるような事務所をご紹介します。
一番多いのは都心にオフィスを借りてる事務所です。その他には自宅の一部を事務所として使っていたり、マンションの一室というところもあります。
当事務所も長屋の一棟をリノベーションして事務所として使っています。
気になる事務所の内側で共通した部分はズバリ物に溢れてるというところです(笑)
そのうちの多くは素材や仕上げなどのカタログであったり、建築雑誌、仕事の参考資料として使う専門書などの本が占めています。その他住宅の模型やメーカーからとりよせた床やタイルなどのサンプルが置いてあります。
間取りとしては入口から入って近くにテーブルが置いてある打ち合わせスペースです。そこではお施主さんとの他にメーカーの担当者や工務店などとの打ち合わせにも使います。打ち合わせ以外にも図面やカタログを広げて作業したり模型を作ったりにも使います。
その奥はスタッフの机がありますがだいたいの作業はパソコンを使って行います。図面を描くためのCADや書類作成やメールの送信、最近は情報収集にもよく使います。
あとはコピー機があったりプロッターといって図面を印刷するための大きめのプリンターなどが置いてあったりします。
全体としてはこれくらいのシンプルの構成が多いのではないでしょうか。
気になる設計事務所があるのなら一度訪問することをお勧めします。
ホームページなどからもなんとなく分かると思いますが置いてある物やスタッフの働いている様子などからご自身の価値観に合うのかや、実際の家づくりがどのように進んでいくのかなどが掴めると思います。
家づくりの相談で一度話しを聞いてみたいと問い合わせをしてみてください。
設計事務所としても建築主と価値観や考え方があまり合わないようであればその後の仕事も困難なのでしつこく営業の連絡をとるようなことはしにくいと考えられます。
2.設計事務所って何をしてくれるの?
そりゃ設計事務所なんだから設計でしょ!!
では設計とは何ですか?
図面を描くことじゃないの⁇
ってたくさんの方が考えてると思います。
もちろん図面を描くことも設計の一部ですがそれまでの工程、つまり打ち合わせして間取りの検討をしたり、法律に適合してるかや構造や設備の検討、材料の選定なども含めて設計です。これらをまとめた物を設計図書と言い、一般的に「図面」と呼ばれます。
工事が始まると設計事務所の仕事は終わりではなく「工事監理」という段階に入ります。
現場監督が行う「管理」ではなく建築士が行う「監理」です。
ではその監理とはどういったことをするのかというと、主な作業は図面通りに工事が進んでいるかのチェックです。他には工務店との打ち合わせや建築主への報告などをしたり、外壁の色や壁紙の種類など設計の段階で決めきってないことの打ち合わせなどもしたりします。
設計や監理以外にも家の耐震具合を調査する「耐震診断」や家を建てる前に申請する「建築確認」なども設計事務所の仕事です。
3.設計事務所での家づくりの特徴
設計事務所にも特徴があり何を重視しているのかや何に強みをもっているのかなどがありますのでご自身の価値観に合った事務所との家づくりをお勧めします。
例えば増田建築設計事務所だと、
少数精鋭なので増田自身が最初の打ち合わせから引き渡しまで担当させていただき、じっくりこだわって家づくりが進められます。
また、積極的に参加してくれる建築主と家づくりをしたいと考えています。
反面、じっくり進めるので設計期間が長くかかることや建築主に細かいことや多くのことを決めたりしてもらうのでお任せできない部分が多かったりとかなりの労力がかかることが考えられます。
以上、簡単にですが設計事務所とはどういうところなのかご紹介させていただきました。
ぜひご家族やご自身に「合う」設計事務所と楽しく家づくりを進めていただければ幸いです。