参加型の住まいづくりをする理由
ブログに遊びに来てくださってありがとうございます。
増田建築設計事務所を主宰している増田です。
大阪生まれ大阪育ち、学生時代の4年間を熊本で過ごしたことを除けばずっと大阪住まいです。
飲みに行ったり、スポーツしたりと、人と一緒に過ごす時間が好きだけど、
引きこもってゲームしたり、本を読んだりも好きな気まぐれ者です。
2008年に事務所を開設して2020年で12年目を迎え、
新築やリフォームなど、お施主さんやオーナーの思いを形にするお手伝いをしています。
私が建築、家づくりに触れたのは大工である父がきっかけでした。
物心ついた時には現場でホウキを持って掃除をしていた記憶があります。
子供ながらに建築途中の現場という特別な場所に入ることができる優越感を感じていました(笑)
父はその当時主に、ハウスメーカーの家を建てていたのですが、
この間取りはこうした方が使いやすいのにな~とか、
ここにも収納とれるのにな~とか言っていることがありました。
経験を積んだ今となってはお施主さんの考え方や家族の事情などもあるのかなと推測することもできますが、当時そのようなことは考え及びませんでした。
当時のその現場ではお施主さんもそうですし、現場監督や営業担当者もほとんど見た記憶がありませんでした。
と言っても私自身が毎日現場に居たわけではないのですが・・・
そうした中で子供ながらに、この家はだれの意見で、だれのために、どういう風に建てられているのだろうと疑問をもっていました。
率直に言えばハウスメーカーがハウスメーカーの都合の良いように建てているのではないかと感じていました。
お施主さん自身が責任と興味を持たないといけないことももっともですが、
よく分からないうちに、分からない仕様で建てられているのだとしたらと違和感を覚えました。
そんな幼少期を過ごしていましたが、年齢を重ね自分の進路について考えるようになった時に、建築士という職業を知りました。
その時にまわりの大人たちには図面を描くだけで偉そうにできる簡単な仕事やでと言われた印象が残っています(笑)。
ただなんとなく興味をもち大学では建築学科に進みましたが、
設計に携わるということは家づくりに初期から関わるということに気づきました。
卒業後は設計事務所で修業したり、父の元で大工見習いをしたりと家づくりの勉強を重ねました。
現在はお施主さんと直接会話をしながら、どういった住まいにしたいか、どのように生活をしていきたいかなど思いを受け取りながら、一緒に家づくりを進めさせてもらっています。
私自身も違った考え方や価値観に触れ、新しいアイデアが生まれたり、新たな考え方に気づいたりと楽しく家づくりに参加させてもらっています。
これからも家づくりを楽しみたい、一緒につくってみたいと考えている方たちと出会って夢を叶えるお手伝いをできたらと思っています。
家づくりはほとんどの方が一生に一度できるかできないかの経験だと思います。
決して安くはないお金を支払うのですから住んだ後のことだけではなく、
家づくりを考えること、土地を見に行くこと、間取りを考えたりすること、家族と話し合うこと自体を楽しんではいかがですか?